漆芸家。1949年東京都生まれ。江戸蒔絵の伝統を受け継ぎ、祖父・八代自芳氏、父・九代秀芳氏に師事。東京藝術大学大学院漆芸専攻修了。
日展特選、日本現代工芸美術展内閣総理大臣賞（二度）、日本藝術院賞など受賞多数。ベルギーでの客員研究員として海外での活動経験も豊富です。
現在、東京藝術大学名誉教授、日展理事などを務め、伝統と革新を融合させた作品で日本の漆芸界を牽引しています。作品は国内外の主要な美術館等に収蔵されています。

漆芸家。江戸蒔絵十代 三田村有純氏の長男。岩手県で漆芸を、富山県井波で木彫を学び、父である有純氏からも蒔絵技法を修得しました。
木彫による立体的な造形と漆芸を組み合わせた独自の表現を探求しています。2021年に第74回二紀展彫刻部門で優賞を受賞。
現在、木漆工房雨龍を主宰し、伝統を受け継ぎながらも新たな漆芸の世界を創造しています。

有田焼の陶芸家。1938年佐賀県有田町生まれ。有田焼伝統の染付と錦手による「染錦」技法の第一人者です。
青雲窯主・藤井邦幸氏に師事後、勝雲窯を開窯。佐賀県展、西日本陶芸美術展などで多数入選するなど、精力的に活動しています。
丹念な手描きで生み出される豪華絢爛な作品は国内外で高く評価されており、オマーン王室にも収蔵されています。有田焼の伝統美を追求し、後世に伝えています。

フランスの画家（1943-2023）。外交官として来日中、水墨画に感銘を受けて画家に転身。50年以上日本を拠点に活動しました。油絵で水墨画の「にじみ」を表現する独自の技法を確立し、西洋と東洋を融合させたスタイルで、日本の自然や神話の世界を描きました。日本神話をテーマにした作品を数多く制作し、全国各地の神社に奉納するなど、日本の文化紹介にも貢献。文化功労者として表彰されるなど、国内外で高く評価された芸術家です。

建築家で数学者の首藤尚丈（しゅとう なおたけ）氏が開発した、独自の多面体カットが施されたダイヤモンドの名称です。一般的な58面体のブリリアントカットとは異なる独自の幾何学理論に基づいて設計されており、86面体や、日本の象徴である菊の花をモチーフにした114面体など、様々なカットが存在します。
この特別なカットにより、光の反射や輝き方が通常のダイヤモンドとは異なり、繊細で奥深い輝きを放つとされています
したがって、「ディアナサンダイヤモンド」は、首藤尚丈氏が生み出した独自のダイヤモンドカット技術とそのダイヤモンドを指す言葉です。

画家。1948年青森市生まれ。日展での活躍を経て、琳派様式を取り入れた独自の抽象絵画を制作。油彩やコラージュに金箔などを組み合わせ、「時間」と「生命」をテーマに描きます。50代からドイツに拠点を移し、ヨーロッパを中心に国際的に活動。国内外で高い評価を得ている芸術家です。